僕はこれまで、ここ5年くらい、「一般的な」小説を読むことを避けてきました。
誤解を恐れずに書くならば、田口ランディとか村上なんとかなんて有名なだけの下らない小説家だろうと思っていました。いいわけをするとすれば、「パラサイトイブ」を読んであまりにも下らないと思ったからです。
でも、学部の教授から「君は今のうちに自分が興味がある以外のことも勉強した方がいいよ」と言われて、一番興味を持っていなかったのは文学だと思い、今のうちにこれまで避けてきた本を読もうと思いました。それが読み始めたきっかけです。
いつ読んだかという時間軸は無視して、作家別にまとめています。
分かるものだけ読み終わった日付を書いていきます。
宮部みゆき
「あやし 怪」 「幻色江戸ごよみ」 「本所深川ふしぎ草紙」 「初ものがたり」深川の辺りは馴染み深いので、江戸時代の様子を想像して楽しむことができた。
でも、あやしが一番面白かった.
鈴木光司
「リング」
「らせん」
「ループ」
リングはおもしろかった.
らせんはかなりつまらなかった.パラサイト・イブのパクリなの?
ループはますますつまらなかった.マトリックスのパクリなの?
ループを読み終わるころには、リングの面白さは溶けた氷で薄まったビールのような印象しか残っていませんでした。
田口ランディ
「コンセント」
全体を通してのテーマとか世界観みたいなものはすごく理解できると思ったんだけど、それに至る表現というか構成が乱暴で安易なものに感じられた。
忙しくて疲れているときに読むと素直に楽しめるのかもしれない。
小松左京
「復活の日」
1/3くらい飛ばしながら読んだ。
オジさん趣味の小説だなくらいしか思わなかった。
村上春樹
「風の歌を聴け」(2006/09/09)
「1973年のピンボール」(2006/09/09)
「羊をめぐる冒険」(2006/09/10)
「ダンス・ダンス・ダンス」(2006/09/12)
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「短編集」
「国境の南、太陽の西」
「スプートニクの恋人」
「ノルウェイの森」(2006/09/07)
「ねじまき鳥クロニクル」(2006/09/14)
ノルウェイの森を読んだところで、僕は、そろそろ村上春樹という作家に対して公正でなかったことを認めなくてはならないだろう、と思った。
そんな下らないことを書きたくなるくらい面白かった。
どれが面白かったかと聞かれたら、「国境の南、太陽の西」と「羊をめぐる冒険」だろうか。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」もいい。
それしても、どの作品を読んでも、もっと早くに読んでおけばよかったと思わずにはいられない。
もっとも、10代に読んでいたところで、いい作品だとは思わなかったかもしれないし、今のように情景をイメージすることもできなかっただろうが。
どの作品でも共通して感じるのは、自分も主人公たちと同様 - 心に壁を作っているというほどではないにしろ - 互いに理解できるのはごく限られた相手だけで十分だと考えていることだ。そうした人生観と根本的な前向きさに共感するからこそ、早く読んでおけばよかった、と思うのだろう。
しかし、やはり主人公たちの言葉を借りるならば、「10代で春樹を読んでいたら今の自分はいなかっただろう」ということになるのだろう。
要するに、それくらい面白かった。
村上龍
「希望の国のエクソダス」
4割くらい読んだんだけど,読むのがつらくてそこで止まってしまった.
どうも僕には14歳に対する興味や共感というものがないらしい.
その他
「ガープの世界」(2006/09/09)
どうも登場人物の基地外っぷりが僕の似た部分を刺激して苦痛だった.