人生の資金と少子化

若者にお金が回らないから少子化が進んでいるという話がある。 本当にそうだろうか?

奨学金を返済できない、結婚しない、子供を作らないというのは個別の問題ではなく、一連の流れの中でつながっているかもしれない。 自分の奨学金の返済が終わると、今度は結婚費用や教育ローンの積み立てに追われ、住宅ローンに苦しみ、最後は老後資金を貯めて死ぬという自分たちの親、つまり団塊世代が作った人生のレールの上を進みたくないという意思表示が、バラバラに行われているとも考えられる。

とはいえ、団塊世代のレール自体、当時みんなが進んで乗ったわけではない。気が付いたら乗っていた人、会社や親族の人間関係から強要されて乗った人も少なくはないだろう。その後の経済的な状況の変化と、そういう会社や人間関係が無くなるという社会環境の変化によって、レールに乗りたがらない世代になるべくしてなったとも言える。

さて、結局彼らが欲しいのは本当に子育ての資金だろうか?
年金や社会保障のような人生設計に影響する仕組みを変えない限り、将来への不安は消えるものではない。

Author: _fp

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